サブスクリプションってどんな意味?

ムラモトヒロキです。

「サブスクリプション」って何ですか?
そんな質問をコーチングのメンバーから頂きました。
流行ってますよね。
サブスクリプション。
AmazonプライムビデオとかNetflixとかhuluとかが採用しているビジネスモデルです。
日本の起業だとdocomoのdTVとかです。
どれも動画配信を行っています。
ご存知でしょうか?
このサブスクリプションというのは、新しい言葉を使いたい人には垂涎モノのキーワードですね。笑
だから、最近はよく聞くのだと思います。
では、早速解説をしていきたいと思います。

サブスクリプションというのは、「購読」という意味です。
そもそもは、雑誌とか新聞といった分野で発展したビジネスモデルです。
なので、ぶっちゃけ新しくも何ともないビジネスモデルです。笑
要するに、定期購読ってやつが大元です。
じゃあ、何が一体新しかったのか?というと、これが「ソフト」に使われるようになったからなんですね。
どういうことかと言うと、これまではソフトというのは買い切りが当たり前でした。
AdobeのPhotoshopとか、MicrosoftのOfficeとか、Trend Microのウイルスバスターとか、
みんなパッケージで購入していたと思います。
CDやDVDを使って、パソコンにインストールをしていたと思うんですね。
要するに、ソフトを使えるようにするために箱で購入する必要がありました。
それが、インターネットの普及によってダウンロードするだけで良くなったんですね。
現物を必要としなくなりました。

同時に、これまでのソフト業界でメーカーを悩ませていることがありました。
それが、違法コピーの問題です。
メーカーはコピーをされると収益が確保できません。
だから、あの手この手で解決を図っていたんですね。
その対策が、ユーザーの利便性が低くするということも起きていました。

そんな時に採用されたのが、サブスクリプションモデルです。
つまり、インターネットでダウンロードできる環境が整ったこと。
そして、コピー対策ができるということ。
この2点がメーカーに決断をさせました。
「だったらコピーするのがバカらしくなるぐらい安く提供してやろう」
このモデルをソフトに採用するキモはそこにありました。
これは一種の賭けだったと思います。
なぜなら、パッケージの場合は売る際に収益を担保することができます。
Adobe製品などは、数万円から数十万円で売っていました。
それを月額1000円とか2000円で提供するということです。
下手をすると収益性が一気に下がってしまいます。
その結果はどうなったのか?

Adobeの最新の業績を見ると、Adobe Experience Cloudの収益は過去最高の4億9,500万ドルで前年同期比は29%増です。
営業利益が前年同期比46%増で純利益が53%増だとか。
経営陣は笑いが止まらないでしょうね。笑
要するに、パッケージで販売していた時に比べ、初期費用が安く抑えられるのでユーザーを大きく増やしたってことです。
さらに、パッケージを生産するコストも抑えることができるようになりました。
期間中はサポートもつくので、顧客の維持が進み、どんどん顧客が積算されるようになっていったということです。

サブスクリプションモデルは定期定額制が基本です。
だから、当然ハードでも採用できるビジネスモデルです。
「定額レンタル」といったイメージで捉えると分かりやすいものもあります。
最近は、車や服なども出てきていますね。

また、「レンタル」ではなくて昔からの雑誌や新聞のように、現物が定期的に送られてくるというのもあります。
ディアゴスティーニのプラモデルやコレクションが毎月送られてくるようなのをイメージすると分かりやすいですね。
食品とか香水とかサプリメントとか色々な商品があります。
つまり、定期定額制で行われてるものはすべてがサブスクリプションモデルです。

もしあなたのビジネスで応用が効きそうであればぜひ試してみてくださいね。
継続してもらえるだけの商品力があるのであれば、安定的に収益を上げれるようになりますよ。

眞心マーケティングと眞心イノベーションを心がけていきましょう。

P.S.
サブスクリプションモデルとフリーミアムモデルを混同している人がいてます。
フリーミアムモデルは、フリー(無料)で集客して使い勝手が良ければ、プレミアム(有料)に移行してもらうというモデルです。
要はプレミアム部分にサブスクリプションモデルを採用しているところが多いので間違えやすいのだと思います。
混同しないように注意してくださいね。

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