バーンと書くのは価格じゃない

ムラモトヒロキです。

前回お話した価格の表示についてさらに補足してみようと思います。
前回は、価格をどの段階で表示したら良いか?
みたいな話をさせていただきました。
結論としては、期待値が上がった状態であればその段階で表示するという話でした。
だから、商品が認知されていたりあるいは提供者が認知されているなら
早い段階で価格を出しても大丈夫ということだったんですね。
で、その時の表示方法についてが今回のお話です。

これもよく見ると思うんですが、「特別価格◯◯◯◯◯円!(バーン)」
みたいなのありませんか?
これ、基本的には間違いです。
例によって基本的にはなので、最後まで読んでください。笑

というのも、価格というのは意味があるようであまりなかったりもするんです。
それは前回の話と同じで、「期待値」を上げる要素に本質的には意味があるのであって、
価格自体にはそんなに意味がないってことです。
だから、価格をバーンと書いても実は顧客にあまり響かなかったりします。
ただ、商品を提供する側は別ですよ。
なぜなら、その価格の根拠を理解しているからです。
なので、「どうだ!この価格すごいだろ!」って感じで価格をバーンって書きます。
提供する側は、これでもかとしびれています。笑

でも、顧客はそうじゃないんですね。
その価格がすごいかどうかなんてあまりピンときません。
じゃあどうしたら良いでしょう?
答えは、価格がすごい根拠の方をバーンって書くってことです。
例えば、「今だけ40%オフ!!(バーン)」って感じですね。
「1ヶ月完全返金保証付き!(バーン)」
「感謝を込めて◯◯◯◯円引き!(バーン)」
それから価格の提示です。
価格自体はそんなに大きく書く必要はありません。
こうすれば、「なんか良さそうだ」と感じて期待値がより高まります。

ただし!
やっぱり、「ただし」が来ちゃいます。笑
商品の「価格」そのものが認知されてる場合は、その限りではありません。
あるいは「価格帯」として、競合と比較されることを前提に
優位性がある場合などですね。
要するに、ボックスティッシュ5箱で「148円!!(バーン)」
はありってことです。
なぜなら、ボックスティッシュの価格はすでにみんな知っています。
それに148円という価格は、恐らく競合と比べても最安値だったりするはずです。
そんな形で、あなたの商品の価格が認知されてる、あるいは価格の優位性を比べて欲しい、
そんな場合は価格をバーンでも良いと思います。
まぁ、価格の優位性を比べて欲しい場合でも顧客が相場を理解してるとは限らないので
注意した方が良いと思いますが・・・。

というわけで、顧客が価格自体を認知してないのに、価格をバーンと書いてませんか?
もしそうなら、「期待値」を高める要素の方をバーンと書くようにしてみてくださいね。

P.S.
マーケティングは、みんな大企業の真似をしちゃうんですね。
でも、大企業の商品って基本はナショナルブランドだったりします。
つまり、同じ商品がどこでも買えるってことです。
となると、どこで買うかは商品が同じだったら「価格」で勝負になります。
だから、「価格」をバーンって手法をよく見ることになるんですね。
僕たちは基本、大企業の真似をしてたらダメになりますよ。笑

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