脳は歳を取らない?

ムラモトヒロキです。

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

というわけで、1年今年も歳を取ったわけですが実感はされていますか?
いきなりこんなことを言われてもピンとこないかもしれません。
でも、何かにつけて歳のせいにしてることはないですか?
「もう歳だし」みたいな。笑
今日は年始なのでそんな考え方を改めてもらって、希望を持って一年を過ごして
いただけたらと思ってます。
なので、今日は脳のお話です。

あなたは脳の寿命ってご存知ですか?
この質問に対する答えは、2005年に当時世界最高齢115歳でオランダ人女性が亡くなり、
その女性の脳を調べたことである程度の結論が出ています。
実は大学で調べた結果、脳のいずれの機能も若い時と差がないことが
わかったそうです。
つまり、脳の寿命は120年ほどあると分析されています。

また、マサチューセッツ工科大学の加齢に伴う知能の変化に関する研究が面白いです。
どの年齢に関しても、ある能力は高くある能力は低いということが分かっています。
18歳前後には、総合的な情報処理能力と把握力がピークを迎えるそうです。
IQテストと言われるもので最も高得点を取れるのは、これぐらいの年齢みたいですね。
22歳頃には、関連性のない名前を記憶する能力がピークを迎えるそうです。
背景情報もなしに、ただ人の名前を覚えるられるのはこの年齢ぐらいまでのようです。
32歳前後には、新しい顔を認識する能力がピークを迎えるそうです。
そもそも僕は人の名前と顔を覚えることができませんので、この時点でピークを迎えてるなら
年齢のせいというよりも僕の能力の限界ですね。笑
43歳前後には、集中力のピークを迎えるそうです。
集中力は年齢と共に向上するので、逆に言うと若者は集中するのが苦手ということですね。
48歳頃には、感情を読み取る能力がピークを迎えるそうです。
若くして人間関係で悩むのは、当たり前ってことですね。
50歳頃には、新しい情報の理解力や学習力、計算力がピークを迎えるそうです。
基本的な知識というものもこの頃にピークを迎えるみたいですね。
67歳頃には、語彙力がピークを迎えるそうです。
言葉に関する能力は、この歳になるまで向上し続けるってことですね。

いかがですか?
若い時には若い時なりの良さがあるのは確かです。
でも、歳を取ることによって若い時にはなかった能力が花を開くということもあります。

ちなみに、記憶力が年齢によって衰えるというのも嘘みたいですよ。
米タフツ大学で、18~22歳の若者と60~74歳の年配者を各64人集めてテストを行いました。
単語リストを覚えた後に、別の単語リストを見て、どの単語が記憶した元のリストに
あったかを言い当てるというものです。
その時、「心理学のテスト」と伝えてテストを行った場合には、若者と年配者の約50%で
差が出なかったそうです。
つまり、年齢による記憶力の差はなかったということですね。
ただし!
心理学のテストではなく、「この記憶テストでは、通常、高齢者のほうが成績は悪い」
と伝えた場合には・・・
まった同じテストだったのに、年配者の方が確実に結果が悪くなったんですね。

要するに、「歳のせい」という思い込みが問題だということです。
歳のせいというのは、ただの幻想でしかありません。
思うに、歳を取ると何でも「できる」と思い込んでるんだと思います。
若い時分には、記憶するのにも一生懸命メモを取ったり復習したりしてたはずです。
机に座って勉強してましたよね?
それが大人になって余裕ぶって、メモは取らない復習はしない。
挙句に人の話を聞かない。笑
そりゃ記憶力も悪くなったと勘違いするでしょうね。

脳は歳を取りません。
だから、「歳のせい」と思い込まないことが大事です。
向上心を持って、好奇心を持って生きれば、ずっと成長し続けられます。
新年を迎えて一年歳を取りましたが、前の年より良く在ろうとすることが
大事だと思いますよ。
今年も一年、人事を尽くして参りましょう。

眞心マーケティングと眞心イノベーションを心がけていきましょう。

P.S.
記憶に関しては、「記憶した」ことよりも「思い出した」ことの方が
実は影響があります。
ハーバード大学で行われた実験で結果が出ています。
つまり、入力する量よりも出力する量の方が重要だってことですね。
他人に教えた方が覚えるというのは、要するに出力した量が増えるから
ってことなんです。
だから、情報発信は出力することになるので、あなたの力になっていくはずですよ。
ぜひ試してみてください。

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