仕事を「減らす」のが大事

ムラモトヒロキです。

コーチングをしていて遭遇するのは、多くの経営者が「仕事を増やして」売上を上げようしていることです。
アレもやってコレもやってととにかく仕事を詰め込んでいきます。
そうして効果的な施策を伝えても「時間がない」という状態に陥ってしまうんですね。
とにかく忙しいからできないってセリフが口癖になっています。
こうなってしまうのは、成果を出すには「増やす」ことが有効だという思い込みが原因だと
思うんですね。
常に何を「したらいいか」を考えているってことです。
だから、僕はこんな時はいつも経営者の方に「減らす」ことを意識して欲しいと
伝えています。
要するに、「しなくていい」を考えて欲しいってことです。

例えば、「自分がやらなくてもできること」は自分の業務から「減らす」ように
お話しています。
すると決まって、「自分がやった方が速い」とか、「自分がやった方が安い」とか、
「自分がやった方が上手い」とか言われるんですね。
で、それに対して僕は「そうですね」と。笑
「当たり前じゃないですか。」って言います。
経営者であるあなたの方が大抵は優秀なんですから当たり前ですと。
ただ、速かろうが安かろうが上手かろうが関係ないんですよね。
なぜなら必要なのは、経営者の「手が空く事」だからです。
そして、空いた手でそれまでの仕事よりもより効果的な仕事に取り掛かって
いただきたいんですね。
従業員よりも2倍の速さでできたとしても、その仕事をやらずに別の仕事をすることで
5倍の速さでビジネスを成長させることができるのが経営者です。
従業員よりも1/3の安さでできたとしても、その仕事をやらずに別の仕事をすることで
1/5の安さでビジネス全体を回せるように仕組み化できるのが経営者です。
従業員よりも150%上手くできたとしても、その仕事をやらずに別の仕事をすることで
300%のクオリティを実現できるようにイノベーションするのが経営者です。
つまり、誰かにやってもらえる局所的な部分はできるだけ減らして欲しいんですね。
従業員や他の人が担当した場合に遅くても、高くても、下手でもです。
そして、「違い」を生み出せるような新しいことに取り掛かっていただきたいと
思います。
そうやって、イノベーションをするからこそビジネスは発展していきます。

今、業務に追われてパンパンになってるならまずは「減らす」ことから
始めてみてはいかがでしょうか?

眞心マーケティングと眞心イノベーションを心がけていきましょう。

P.S.
「減らす」時には必ず、「システム化」することがポイントです。
マニュアルを用意したりして、再現性がある状態を作ってアウトソーシングしてください。
ただしこれもよくやりがちですが、システム化する時に「改善」をしようとする必要はありません。
改善は、減らした後で手が空いてから取り掛かれば済むことですからね。
まずは減らすことです。

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