【無料公開】魂に火をつける5つの物語 第3話

無料公開 魂に火をつける5つの物語

書籍「日本一幸せな大富豪 竹田和平さんが命をかけて教えた 魂に火をつける5つの物語」の僕のパートを【無料】で全文公開します!

死の間際まで情熱を持って生きる。

そんな「死に方」を和平さんは僕に見せてくれました。

お陰様で僕の魂には、確かに火がついたのです。

何もかもを捨てて、空っぽになった僕が、再び日の目を見るに至るまで。

これは、僕の魂に火がついた瞬間の物語です。

著者の山本時嗣さん、そして本著に携わっていただいた全ての方へ。

このような機会をいただき、有り難うございます。

眞心をこめて。

ムラモトヒロキ

恒心があってこその恒産

ムラモトヒロキさん
「徳を貯めるお金の遣い方」

ムラモトヒロキ
Hiroki Muramoto
「眞心マーケティング」主宰。高単価商品高収益化を実現する「軍師」。マニアックなサービスやオタク向け製品など、業界でもこだわりのある商品を扱う会社の集客を仕組み化し売上アップをサポートする。
1979年、大阪府生まれ。
大学中退後、2005 年、26 歳で60 万円を元手に法人を設立。
35 万人以上を集客した携帯ゲーム・スマホアプリ製作をはじめ、ネット通販、イベント企画、小売店、飲食店、雑貨メーカーと事業を多数展開し、108回以上報道され18 億円を稼ぐ。
しかし、資金繰りや経営のストレスに悩まされ、創業10 年目にすべての事業を譲渡し廃業。
だが、縁あって竹田和平さんの最後の弟子となる。
すべてを失った経験から、どうせ生きるなら大きな志を持つ人の軍師となり、多くの人々に感動を与えられる、眞心のあるビジネスを展開したいと望むようになり、独自のイノベーション理論とマーケティング技術を伝える「眞心マーケティング」を公表、セールスコピーライターとしても活動するように。
クライアントには、2ヶ月で売り上げが2 倍になった老舗やセミナーに毎月200 人の新規客を動員できるようになった企業などがあり、日々相談を持ち掛けられている。
公式HP magokoro.jp

稼ぐ手段のはずが多大な損失に

「え? 竹田和平? お菓子の城? それ知ってます!
お菓子に『ありがとう』って何回も聞かせてるところですよね? え? 竹田和平さんってそこの人!?」

ムラモトヒロキさんは、愛知県犬山市にある「お菓子の城」を借りて、様々なイベント事業をしていたそうだ。しかし「お菓子の城」が竹田和平さんとつながっているということなんて、当時は知る由よしもなかった。
ムラモトさんは現在、会社経営のコーチングやコンサルティングをしている。自らを「軍師」だといい、経営戦略を立てていく立場で活躍をしている。
そんなムラモトさんの花が咲くまでは、どうだったのだろう?

大学を中退して、そこからフリーランスでインターネット関係の仕事をしていたんです。
26歳の時に会社を立ち上げ。当時流行っていた『金持ち父さん貧乏父さん』(ロバート・キヨサキ著 筑摩書房刊)を読んで、「インベスター(投資家)にならなきゃいけない。そうなるためにもビジネスオーナーにならないと」と思っていました。自営業ではダメなんだ、組織を持ったビジネスオーナーにならないと、と思い、キャッシュで1億円あれば投資ができるだろうというのが最初のスタートでした。

いきなりビジネス用語らしいカタカナ文字がたくさん飛び出してきた。
このままいくと、「コミットメント」「ユーザー」「エビデンス」「スペック」などの【カタカナ】のビジネス用語だらけになりそうだ。カタカナ言葉が苦手な僕(山本)は心配になったので、出てきたとしても僕と同じようにカタカナ言葉が苦手な読者の方のために、この本ではわかりやすい日本語で書きなおすことにしていくので、ご安心を。では、ムラモトさんの続きをどうぞ!
(おっと、ムラモトさんの名前もカタカナだ! これはご容赦を)

お金を目的にしてはいけない、お金を手に入れて何をするかが大事だということを考えていましたので、
「お金を手に入れて、何を手に入れていくか?」
を書きだしていました。

当時、メイドカフェが人気とニュースになっていたので、オタクビジネスが熱いと、知り合いの社長に投げかけてみたんです。でも、反応が鈍かった。じゃあ自分たちで回そうかみたいな感じになったんですけれども、資金をみなで出し合っても最初60万円ぐらいしかなかった。資金がないので、じゃあどうしようかというときに目をつけたのが、当時流行っていたフリーペーパーだったんです。
で、そのフリーペーパーとオタク産業とかを合体させて。そこからの本格的なビジネスのスタートです。
でもフリーペーパーの広告収益なんて、たかが知れています。だから、スポーツ用品のインターネット通販をしたりして生計を立てつつ、フリーペーパーは営業ツールにしていました。「わらしべ長者戦略」と表現していたんですけど、そんな営業ツールをとっかかりにして、何でもいいからまず地元で一番になることを狙う。それを東京に持って行ってまた一番を狙う。そうやって小さなことでも一番になることで、ちょっとずつ上の人とも話ができるようになっていき、ビジネスを広げていきました。

するとベンチャーキャピタル5社か6社ぐらいから声をかけてもらったりもしたんですが、自分たちのやりたいやり方でビジネスができなくなるのは嫌だなと思って、お断りしていました。そうこうしているうちに、とある事業のシステム開発が上手くいかなくなって、だいぶ損失を出してしまいました。

お金を稼ぐ手段として始めたにもかかわらず多大な損失を出してしまい、ビジネスの難しさを痛感したムラモトさんは、次第に、そのときやっていた事業への情熱を削そがれていく。

このオタクビジネスは、共同経営者だったもう一人の人間が取締役社長で、彼の情熱をもって動いていた部分がほとんどです。僕は「代表取り締まられ役会長」というポジションで、ずっと後ろにいて、彼をドライブさせる(稼働させる)のが仕事だったんですね。
(その会社では)いろいろなことをやっていましたよ。通販関係や、イベント、飲食などもやったりしましたし、メーカーもやりました。メーカーは中国の工場に行って物をつくって輸入して、というのをやったりしていました。でも、たいして潤ってはいませんでした。

10年の事業で味わった「生き地獄」

年商は最大で2億7千万円。累計で18億円も稼ぎだしていたそうだ。当時は、外部のスタッフなども入れたら100人を超える人たちを動かしていた。
しかしムラモトさんには、心のしこりが生まれてきた。

そんなことをやりながら10年目を迎えるにあたって、共同経営者との価値観の相違が出てきたんです。

そもそも10年一区切りで考えていたんです。10年目に自分が望む状況じゃないのであれば辞めようと思っていたこともあり、自分がやりたいと思っていることじゃないもので資金繰りをすることにも疲れてしまって、
「僕は辞める、今までつくった事業とか、今動いてる事業、全部持っていってもらっていいんで」
と、全部事業を渡して辞めました。

今までのものをすべて譲ってしまい、収入が全くない状態になった。

僕(ムラモト)は、その事業で、結局ずっと後ろにいたので、自分には何のステータス(社会的地位・社会的な状況)もありませんでした。その業界で誰にも知られていなかった。会社自体と、そのフロントマン(会社の顔)だった人間は有名になった。でも自分には何も残らなかったんです。
どうしたものかな……と自分の見直しを始めました。

皮肉なもので、思考は現実化するというけれど、「キャッシュ(現金)で1億円欲しい」と思っていたら、キャッシュで1億円手に入りましたよ。ただしそれは借金で、でしたけどね。

事業を始める前に望んだお金は手に入れた。借金という形ででも……。でも、お金が目的ではない、何を手に入れているかが大事だ。
そう思い、10年間を振り返る、しかしそこには虚無感しか残らなかった。「何もない。借りたお金だけだ」と……。

お金に対しての苦しみって、やっぱり強烈で、融資を受けた時からずっと「生き地獄」的な感覚を抱いていました。
事業も、利益が出ているわけですよ。だけど、「生き地獄」的な感覚がずっと付きまとってくるんですよね。

でも、経営に携わってきた会社を辞める時というのは、なんかもう本当に社会的に死ぬ感覚ですよね。
何もないんですよ。
10年間の生き地獄の中で積み上げてきたものをすべてなかったことにする。いろいろなことをガマンして、頑張ってきたことを全部ムダにするという感覚。

で、その時の精神状態は、もう本当に死んだ方がいいんじゃないかという領域まで行くんです。
落ちるところまで落ちてるよなっていう感覚です。

シンクロのご縁から和平さんへ

奇妙な状況だった。事業自体は黒字が出ているのに、それが嫌だからという理由で辞める。しかも事業を全部譲渡する。
何もかもゼロの状態にしたつもりだったが、実際はマイナスだった。
少し時間は遡る。ムラモトさんがすべてなくしてしまおうと考えだした頃に、ある出会いがあった。

会社を辞めるということを考えて、「何も残らないなら何を資産にしたらいいのか」となった時に、結局、自己投資だということに行き着きました。じゃあ何をしたらいいんだとなった時に、大量学習をし始めたんですね。

その中で、本田健さんの『ユダヤ人大富豪の教え』(大和書房刊)を読んだんです。会社を始めたときに一度読んではいましたが、大量学習している中でもう一回出てきたんです。
で、読んでみようと思って読み返しました。
そうしたら、「あっ、今、僕(ムラモト)が気づいていることを本の中で言ってる!」となったんです。「ここに書いてたんだ……」と。

それで、本田さんの著作を本当には理解してなかったなと感じて、本田健さんに会うために、それまでセミナーなんて行ったことがなかったけれど、行ってみることにしたんです。

自分の生きる道を探す答えを求めて、本田健さんに会いに行ったのは、偶然にも僕(山本)と同じだった。

そして本田健さんに会って話をしました。その時、僕が考えていたことを話しました。事業を譲渡しようと思っていること。僕にはステータスがないこと。
著書の出版など、ステータスを上げるための行動をしないといけないことなどを話しました。
すると本田健さんから、SBIグループの元社長で多数の著書もある横山信治さんを紹介してもらったんです。とにかく何かの境地に立っている人に会いたかった。
僕は10年やった会社を辞めようとしていたところで、それまでは「明日死ぬんだったら、今やってることをやっていたくないな」とずっと思っていたんです。

だから、自分が命をかけてもいいというものとは何だろう? って、ずっと探していました。そして、そんなことをすでにしている人はどこにいるんだろうと……。

そのセミナーの10日後、ムラモトさんは事業を譲渡した。
そして「横山塾」の横山信治さんに会いに行く。

実際に横山さんに会い、この人は本物だなと思いました。
そんな中で、横山さんの話から「竹田和平」さんの名前が出てきたんです。その時に「お菓子の城」のお話も出てきて、「あ、知ってる」となりました。本田健さんのセミナーでも名前が出てきていましたからね。

そこでようやく、会社でイベントをする時に借りていた「お菓子の城」と「竹田和平」さんがつながりました。「いつも僕が会場費をお支払いしていた竹田製菓さんの方だったんですね」と。

だからその時点では、和平さんにどうしても会いたいということではなかったんです。いろいろお世話になっていたから、お会いしてご挨拶しなければいけないみたいな感覚でした。なので、最初の和平さんとの出会いのきっかけは、とあるコミュニティのメンバーが和平さんに会いに名古屋へ行く機会に便乗する形でした。

亡くなる1年前だったので、和平さんは体調がすぐれない状態だったこともあると思いますし、その時のメンバーに向けた話だったということもあると思いますが、「愛」とか「感謝」の話が多かったように記憶しています。
でも、僕にとっては、そのような話は当たり前のように感じていたので、和平さんに対して特別すごいという印象はありませんでした。

意外だった。結構誰に対しても第一印象のインパクトを残すのが竹田和平という人物の専売特許のようなものなのだが、ムラモトさんは、「すごいな」という感覚とは違った感覚だったそうだ。

あの頃、僕(ムラモト)は、物事を俯ふ瞰かん的に見ているというか、何でも抽象的に捉えるような状態になっていたんです。すべてを捨てると考えていて、ネガティブな要素をずっと溜め込んだ後、事業を譲渡したことでそれらから解放されたので、
「なんか何もないじゃん」
みたいな感覚になったんですよね。生きていることにも意味がないというか、そういう領域に入った時に、
「あれ、〝悟る〞ってどういうことだろうと。こういう感覚のことを〝悟る〞って言ってるんじゃないのか?」
と思うようになった。
それから、その「悟りとは何なのか」みたいなことをすごく調べるようになり、こんなことを言うのはおこがましいとわかってはいますが、本田健さんに会っても横山さんに会っても和平さんに会っても、「この人たちは、どのくらいまでの深さの〝悟り〞を開いているんだろう?」と、常に見ていたんですよ。

だから、和平さんに初めてお会いしたときも、もちろん達観されているなという感覚はあったんですけど、取り立てて悟った領域にいるかを考えたとき、「うーん」くらいだったので、強烈にすごいなという印象ではありませんでした。

その後、ちょうど会社を辞めて1年くらいたった頃、先輩でWEBマーケティング会社を経営している中谷佳正さんの伝手などで、コピーライティングやコンサルティングの仕事などがあって、食うには困らないくらいにはなっていたんです。周りが助けてくれていたんですね。
そんな中、他からも竹田和平さんと「智徳志士の会」の話をよく耳にするようになりました。それで、やっと入ることにしたんです。
どうせなら第3期の1番に入会しようと思って、募集が始まって真っ先に入会しました。

陰氣を整える

この頃のムラモトさんは、
「次やるなら、自分は条件が整った」と思っていたそうだ。
成功者のほとんどがどん底まで落ちてからの復活を経験している。
自分にも、その条件が揃っていると感じていたそうだ。

だから、何としても復活して見せたかったんです。
復活劇をどうやって、何をもってやろうかというのをずっと探していましたね。
その中で和平さんの姿を見て、死に様を見せられる人物になるのが理想だと感じました。

和平さんが、体調が悪い状態で始めた「智徳志士の会」で、和平さんの姿を見て感じ取っていたものは、ムラモトさんらしい視点だった。

和平さんは、税金を納めるということをすごく重要なこととされていたじゃないですか。あれがどういうことだったのかと思った時があったんです。

本田健さんや横山さんから、いろいろ聞いた話を符合させていったら、和平さんは、「陰氣を整えていたんだな」と思ったんです。

「陰氣」とは何だろう? 急に、〝わかる人だけわかるでしょ〞的なノリの話になっていきそうな気配になってきた。

横山さんから教えていただいた「密教」の話です。
「陽氣」と「陰氣」というものがあります。
「陽氣」というのは物質的なものの「氣」のことです。
「陰氣」というのは精神的なものの「氣」のことをいいます。
要するに「現実的なもの」と、「精神的なもの」のエネルギーのことなんですけど。

お金や物的な豊かさを手に入れると、「陽氣」がどんどん膨らんでいく。でもその時に、「陰氣」を消費していくんです。そうすると、次第に陰氣が足りなくなってバランスが取れなくなるので、陽氣が崩壊するんだそうです。

だから、多くの人は、その自分がつくった富をなくす、失う。
でも陰氣を整える、つまり陰氣を増やすと、そのバランスに調和が取れるんです。
もしくは陽氣を浄化するという表現も使われたりするんですけど。

手に入れた物的に豊かなものを、浄化するというか、要するに損をしたり、世の中に与えるなどする。こういうことが陰氣を整えたり、陽氣を浄化するということにつながっているんです。

だから、税金について、僕たちはたぶん「損してる」と感じているじゃないですか。でも、世の中に貢献するものであることも確かだから、「与える」というものでもあるんですよ。

和平さんがそれをどういう風に捉えていたかは別として、やっていた行動そのものは、陽氣を浄化したり陰氣を整えたりということとイコールの行動だったんだろうなって思ったんです。
そこで「和平さん、すごいな」と感銘を受けました。
おそらく直感的に理解して、それをやっていたんだろうなって思います。

「智徳志士の会」で、「5年で5倍の所得と納税のアップをしよう!」と、みんなに説いていった和平さんの話を、こんな風に捉えて聞いていたとは驚いた。なぜそこに行き着いたのだろうか?

それは和平さんが亡くなられてから、和平さんが言っていた言葉を思い出したり、本も読んだりして、なぜここまで税金を払うことに意味があったんだろうと考えてみたんです。
経営者として言うなら、税金ってみんな払いたくないと思うのが普通なわけで、何なら税金を払いすぎて、逆に苦しくなってしまう経営者もいるぐらいですよね。けれど和平さんの本を読んだら、
「僕は税金をちゃんと払ってたから生き残れたんだよ」
という話もあったりして。その理屈が僕の中では納得できなかったんですよ。税金って、世のため人のためになっていないことがいっぱいあるじゃないですか。そういうものに対して、
「5年で所得を5倍にして、税金を払うんだ。そしたら国を救うことになるんだよ」
と和平さんは言っている。

「確かにそうかもしれないですけど、でも役に立たないものにお金を出してどうするの??」と思って、疑問を持ったんです。
で、最後に行き着いたのは、その陽氣を浄化するとか陰氣を整えるということをやって、巡り巡って自分が豊かになる。

その結果、事業を回すことができて、それによっても世の中を豊かにしているし、
「なんかすごく循環しているな」という答えに行き着いたんです。

お金を「循環させる」という感覚

そう考えると、和平さん的な言葉で言うと、「陰氣」というのは「徳を貯める」ということなのだ。「陰徳を積む」という言葉もある。
その考え方が一致したのだ。
そこに気づいて、ムラモトさん自身には何か変化はあったのだろうか?

僕(ムラモト)自身、それまで誰かにプレゼントをするということをしなかったんです。自分にもお金を使わなかったんです。
というか、使えなかった……。
だって会社をやっていた時に入ってくるインカム(収入)って、融資を受けているから、ずっと借金をしている感覚じゃないですか。ということは、自分のお金という感覚が一切ないんですよ。どんなに稼いでも、どんなに売り上げをあげても、自分のお金になっているという感じもないし、ずっと借りているお金で生きているみたいな感覚だから、何も使えないんですよ。

すごく真面目だ。どんどん融資を受けて、自分の給料もガーンと上げて、湯水のように使っている経営者も数多くいるというのに。

会社をやっている時にベンツを買ったりもしたんですけど、全然楽しくなかったんですよ。なんじゃこれと思って。そりゃそうですよね。借金していて、たとえそれで収入があったとしても、お金を借りている状態が続いていたから、ぜんぜん楽しくないし嬉しくなかったですね。

ベンツを買ってわくわくしないというのは、無駄遣いにもほどがある状態だ。
でもそうだからこそ、「陰徳を積む」「徳を貯める」ことにいち早く気づき、和平さんと共鳴したのだろう。

和平さんと触れた後でしょうね、たぶん。
お金を循環させるという感覚がすごくわかってきて。まさに徳を積むということ。
もっと言うと陽氣や陰氣の話で考えると、損をしたほうがいいみたいな感覚になってきて。

要するに損をすればするほど、浄化されたり、徳を積むことになったりするという感覚になりました。それで何かあったらプレゼントとかで、結構お金を使うようになり、お金ってそういうことのために使うものなんだなという感覚になりました。

そうなってくるとお金の概念が変わったはずだ。どう変わったのか?

お金は、何か目的を達成する手段、ツールという感覚だったんですよ。でも今は、周りを喜ばせる、与える。エネルギーを伝えるものだと思っています。

エネルギーを伝えるということは、お金を何かに変えて、エネルギーを伝えるという感覚なので、プレゼントとか「ちょっとした思いを伝える物のために使うもの」こそが「お金」だという感覚になっていったんです。

損をしたらラッキー

ちょっとしたことのようだが、これは大きな変化だ。
そしてさらに自分の中で起こった変化を話してくれた。

実は、損をしたらラッキーって思うようになったんですよ。

損をする機会がきた時に。つまり「お金というもの」を払う機会がきた時に、ラッキーって思うようになったんです。

たとえば寄付をするということも、人知れずやっていれば、損じゃないですか。でもそれを、どこぞの芸能人みたいに「寄付しましたよ」って言っちゃうと、賞賛を得たり、自尊心を満たされたりしてしまうので、それだと現実の、陽氣にあたる利益を得ちゃっている状態なんです。

だから、そうじゃないところにお金を使うようになりました。
あ、それから、とにかく資産として積み上がって行くようなものにお金を投資するようになっていきましたね。
何かこういうことをやりたいんですという話があって、じゃあそれを実現する会社をつくりましょうとなってポンッとお金を出すとか。そんな風にできるようになってきましたね。

ということは、収入も上がったということが推測される。
どのくらい上がったのか気になってしまう。

正直に言うと、以前の倍になりました。
適当というか、流すように生きていて、食うに困らない程度に稼げていた時から比べると、今は倍です。すごく好転しているイメージはありますね。

確かに、僕(山本)から見ていても、ムラモトさんはいつもニコニコしてて、調子よさそうだし、なにより楽しそうだ。いろいろな物事にわくわくして取り組んでいるのだろう。

結局、和平さんと会った後からなんですよ。収入が倍になっていったのも。きっと、まだその過程にあると思います。

和平さんが亡くなる前に、もうすぐ死ぬかもしれないのに、僕たちに話をしてくれて、「ここまで命を懸けてやるんだ、徳を持つリーダーをつくっていかなくちゃいけないんだ」という必死の姿を目の当たりにさせてくれた。やっぱりあれでスイッチが入ったんです。
あれから1年ですけど、もっとやれると思いました。

和平さんが教えてくれた言葉で、おもしろいなと思ったものに、「恒産なくして恒心なし」があるんです。
これは、一定の職業や財産を持たなければ、しっかりとした道義心や良識を持つことはできないという意味です。孟子が、人々の生活の安定が政治の基本だと言った言葉だそうです。

が、和平さんは「凡人はそれでいいかもしれないけど、非凡であるにはその逆じゃないといけないよね」とおっしゃったんです。

「恒心があってこそ恒産が生まれるんだ」って。

まさにそのとおりだなと思いましたね。
和平さんが、死の間際までその情熱を燃やしていた姿は、その言葉そのものだったんですよね。
そこにすごく感銘を受けたから和平さんを尊敬できたんです。

だから僕は、和平さんともっと多く、直接話ができた人たちのことがうらやましいんです。いつもそう思っています。
こう思ったり、うらやましいと言うだけで、ちょっと目が潤んできてしまうんですよ。なぜだかわからないんですけど……。
ほんとにもっとしゃべりたかった……。
ほんと、和平さんのおかげさまです。

そういって涙ぐむムラモトさんを見て僕は、ムラモトさんをうらやましがらせる立場だったのに、無駄にした時間があったことをあらためて悔いた。
また同時に、これからもっとしっかりしていかないとと思った。そしてあらためて和平さんが人に与えていたエネルギーのすごさを実感した。
和平さんが死をもって咲かせたムラモトさんの花のエネルギーは、また今、僕にしてくれたように、他の誰かに伝わって、より多くの花が咲いていくことになるのだろう。

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